不動産クラウドファンディングを始めたばかりの頃、
「先着と抽選があるのは分かった。でも、お金はいつ入れるの?」
って、ちょっと分かりにくくないですか?
私も複数の不動産クラウドファンディングサービスを利用していますが、
募集前に入金しておくサービスもあれば、
申し込んでから入金するサービスもあります。
さらに募集方法も、
・先着式
・抽選式
があります。
最初は全部ひとまとめに考えてしまいそうですが、
実は、「先着・抽選」=どうやって投資できる人を決めるか
「前入金・後入金」=いつ投資資金を入れるかという別の話です。
ここを分けて考えると、かなり分かりやすくなります✍️
まずは「先着」と「抽選」の違い
不動産クラウドファンディングの募集方法でよく見かけるのが、
・先着式
・抽選式
の2つです。
まずはここから整理します。
先着式とは?
先着式は、その名前のとおり、基本的に先着順で投資申込を受け付ける方式です。
たとえば募集金額が1億円なら、申込金額が募集上限に達するまで受け付けていくイメージ。
人気のファンドでは、募集期間が数日設定されていても、早い段階で募集金額に達することがあります。
だから先着ファンドで、
募集開始 19:00
なんて書いてあると、
18:55。
ログイン。
時計を見る。
あと5分。
……みたいなことが起こります(笑)
この「募集開始5分前」のリアルについては、別のコラムにも書いています。
→募集開始5分前、不動産クラファン投資家のリアル(笑)
抽選式とは?
一方、抽選式は、決められた募集期間中に申し込み、抽選によって投資できる人を決める方式です。
先着式のように、
「募集開始と同時に申し込まないと間に合わない!」
というものではないので、募集開始時刻にパソコンやスマホの前で待機しなくても申し込みやすいのが特徴です。
ただし、
申し込んだ=投資できる
ではありません。
人気のファンドなら、
「落選」
もあります。
これ、地味に悲しい(笑)
そしてもうひとつ。「前入金」と「後入金」
ここが今回一番書きたかったところです。
先着・抽選とは別に、
「いつ投資資金を入れるのか」
という違いがあります。
大きく分けて考えると、
・前入金タイプ
・後入金タイプ
があります。
※実際の名称や入金タイミング、預り金の仕組みなどはサービスによって異なります。この記事では分かりやすく「前入金」「後入金」と表現しています。
前入金タイプとは?
前入金タイプは、ファンドへの投資申込より前に、サービス内の専用口座などへ資金を入れておくタイプです。
いわゆるデポジットや預り金などの仕組みですね。
イメージとしては、
投資したいファンドを見つける
↓
自分専用の口座などへ入金
↓
サービス内の残高に反映
↓
ファンドへ投資申込
という流れ。
このタイプの先着ファンドなら、募集開始直前になって、
「あ、お金入れてなかった!」
となると、申し込みたいタイミングに間に合わないこともあります。
なので私は、
ログインできている?
残高は足りている?
ちゃんと入金が反映されている?
まで確認しておきたいタイプです(笑)
特に複数のサービスを利用していると、
「あれ?ここって前入金だったっけ?」
となることがあります。
後入金タイプとは?
一方、投資申込の時点ではまだ出資金を振り込まず、申込後や当選後など、サービスが指定するタイミングで入金するタイプもあります。
イメージとしては、
ファンドへ申込
↓
申込確定・抽選結果などを確認
↓
指定された期限までに入金
↓
出資手続き完了
という流れ。
抽選式なら、
応募する
↓
当選
↓
入金
というパターンもあります。
こちらは事前に資金を預けておく必要がないケースがある一方で、
「申し込めたから終わり!」
ではありません。
入金期限の確認、かなり大事です。
「先着・抽選」と「前入金・後入金」は別々に考える
ここが一番大事です。
私は、
「どうやって投資できる人が決まる?」
と、
「いつお金を入れる?」
を分けて見ると分かりやすいと思っています。
ざっくり整理すると、こんなイメージです。
| 募集方法 | 入金方法 | イメージ |
|---|---|---|
| 先着 × 前入金 | 先に資金を準備 → 募集開始後に申込 | 募集前の準備が大事 |
| 先着 × 後入金 | 募集開始後に申込 → 指定期限までに入金 | 申込後の入金期限を確認 |
| 抽選 × 前入金 | 資金を準備 → 抽選申込 → 結果を待つ | 資金の扱いも確認 |
| 抽選 × 後入金 | 抽選申込 → 当選 → 指定期限までに入金 | 当選後の入金期限に注意 |
ただし、この4パターンがすべてのサービスでまったく同じ流れになるわけではありません。
入金するタイミングや預り金の扱い、落選した場合の資金の扱い、出金方法などはサービスによって異なります。
ここは実際に使うサービスのルールを確認しておきたいところです。
私は「デポジットがあるか」も結構見ます
いろいろなサービスを使っていると、
A社にはデポジットが残っている
B社は後入金
C社には償還されたお金が残っている
みたいになってきます。
そしてたまに、
「ここにお金残ってた(笑)」
となります。
なので、新しい不動産クラウドファンディングサービスを見つけたときは、ファンドだけではなく、
先着?抽選?
前入金?後入金?
デポジットはある?
振込手数料は?
出金するときはどうなる?
あたりも確認しています。
新しいサービスを見つけたときに私がファンド以外で確認していることは、こちらの記事にもまとめています。
でも、申込方法だけでサービスを選ぶわけではありません
もちろん、
「後入金だからこのサービスに投資しよう」
と決めるわけではありません。
最終的に投資するかどうかを考えるときは、
運営会社
運用・償還実績
想定利回り
運用期間
優先劣後方式
対象不動産
情報開示
募集方式
など、いろいろなところを見ます。
私が不動産クラウドファンディングを比較するときに確認しているポイントは、こちらでまとめています。
→不動産クラウドファンディングは何を比較する?サービス選びで確認したい10のポイント
前入金だから良い、後入金だから良い、という話ではありません
前入金なら、あらかじめ資金を準備しておくことで募集開始時に申し込みやすい一方、事前に資金を移しておく必要があります。
後入金なら、投資申込後や当選後などに資金を振り込めるケースがありますが、今度は入金期限を忘れないようにする必要があります。
どちらが使いやすいかは、人によって結構違うと思います。
私は複数のサービスを利用しているので、
「このサービスはどういう流れだったっけ?」
を最初に把握しておくことの方が大事かなと思っています。
先着と抽選も、私はどちらも使います
募集方法についても同じです。
先着だから良い。
抽選だから良い。
というより、それぞれ違うだけ。
先着式には、
「申し込めた!」
というちょっとした達成感があります(笑)
一方で抽選式なら、募集開始時刻にパソコンやスマホの前で待機しなくても申し込みやすい。
私はどちらのタイプも利用します。
先着だからといって、急いで投資判断はしない
先着式で少し気をつけたいのが、
「早く申し込まなきゃ!」
という気持ちになること。
申込枠が埋まっていくのを見ると、どうしても焦ります。
でも、
人気があるファンド=自分にとって良いファンド
とは限りません。
私は募集開始前に、
どんな物件?
どうやって利益を出す?
想定利回りは?
運用期間は?
優先劣後方式は?
借入はある?
出口は?
などを確認して、できるだけ投資するかどうかを決めておくようにしています。
特に想定利回りは最初に目に入りやすい数字ですが、「高い=良い」とは限りません。
→不動産クラウドファンディングの利回りとは?高利回りほどお得?仕組みと注意点を解説
優先劣後方式についてはこちら。
→優先劣後方式とは?劣後出資割合が高ければ安全?仕組みをわかりやすく解説
最近見かける「借入あり」のファンドについても、別の記事でまとめています。
ファンドを見る前に「申込方法」も確認しておくとラク
不動産クラウドファンディングを始めたばかりだと、
利回り
運用期間
物件
などに目が行きやすいと思います。
もちろん、私もそこは見ます。
でも実際に申し込もうとしたとき、
「あれ、先に入金必要だった!」
「これ抽選だった!」
「当選したけど、いつまでに振り込むんだっけ?」
となると、ちょっと慌てます(笑)
なので気になるファンドを見つけたら、
先着 or 抽選
前入金 or 後入金
募集開始日時
募集終了日時
入金期限
まで一緒に確認しておく。
これだけでも、かなり申し込みやすくなると思います。
まとめ|「どう申し込む?」と「いつ入金する?」は別の話
不動産クラウドファンディングの申込方法は、一見すると少しややこしく見えます。
でも、
先着・抽選
=どうやって投資できる人を決める?
前入金・後入金
=いつ投資資金を入れる?
と分けて考えると、かなりシンプルです。
そして、この違いを知っておくと。
先着式。
前入金。
募集開始19:00。
ログインした。
残高も確認した。
時計を見る。
18:55。
……という私の行動にも、ちゃんと意味があります(笑)
次のコラムでは、この「募集開始5分前」のリアルについて書いています✍️
→募集開始5分前、不動産クラファン投資家のリアル(笑)
免責事項
本記事は、不動産クラウドファンディングの一般的な仕組みや筆者の利用経験について紹介するものであり、特定のサービスやファンドへの投資を推奨するものではありません。
募集方式、入金方法、預り金の取扱い、入出金手数料、申込後の手続きなどはサービス・ファンドによって異なります。実際に投資する際は、各サービスの公式サイト、募集ページ、契約書面等をご確認ください。
また、不動産クラウドファンディングには元本割れや運用期間延長等のリスクがあります。内容を確認したうえで、ご自身で投資判断を行ってください。

